栞の庭

ユキヒサです。岡山県出身。感想ブログ。

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この秋読書を始める人に勧めたい!読みやすい小説5選

今週のお題「読書の秋」

普段あまり本を読まない人でも読みやすい、それでいて面白い小説を紹介していく。

 

エイジ 著者:重松清

中学2年生という思春期真っただ中の少年「エイジ」が、家族や友達、好きになった女の子への思いに揺れながら成長していく話。家族とぶつかったり、好きな子の前で素直になれなかったり、自分をコントロールできずに「キレて」しまったりと、中学生のリアルな日常が上手く描かれている。中学生が読めば共感できて、大人が読めばどこか懐かしさを感じることができて面白い作品。子どもと大人ではおそらく読んだ感想が違ってくる。僕が重松清著作の中で一番好きな作品。

 

エイジ (新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

 

 

 

きみの友だち 著者:重松清

重松清さんの作品をもう一つ。足の不自由な女の子、恵美ちゃんと、その周囲の人たちの物語が各章で描かれている。本当の「友だち」とは何なのか、その意味を考えさせられる作品。大人になって「友だち」の意味が分からなくなった人は、この作品を読んでゆっくり考えてみてほしい。僕は恵美ちゃんの「一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友達って思うけど」という台詞が一番好き。いろんな年代の人に読んでほしい。

 

きみの友だち (新潮文庫)

きみの友だち (新潮文庫)

 

 

告白 著者:湊かなえ

物語は、中学校の女性教師がホームルームで自分の娘が死んだことを告白するところから始まる。どうやら事故死ではない様子。章ごとに話の語り手が変わっていき、だんだんと事件の真相に迫っていく...という物語。「イヤミスの女王」と呼ばれる湊かなえさんの作品なだけあって、読んだ後の後味の悪さはさすが。ミステリーものとしては読みやすく、おすすめしたい作品。

 

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

 

 

 手紙 著者:東野圭吾

弟と二人暮らしの武島剛士は、弟の学費欲しさに強盗殺人を犯してしまう。それから弟、直貴のもとへ毎月獄中の兄から手紙が届くようになるが、直貴が人生で幸せをつかもうとするたびに「殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる、という物語。弟のためをおもってしたことが、結果的に弟を苦しめてしまったというところが悲しい。家族について考えさせられる作品。

 

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

 

 

博士の愛した数式 著者:小川洋子

博士と呼ばれる数学者は、記憶が80分しかもたず、脳に障害を負った十数年前から記憶を蓄積することができない。ひとたびリセットされてしまえば、目の前のことが何もかもわからなくなってしまう。彼にとって、雇っている家政婦はずっと「初対面」のままだし、日本の首相も三木武夫のままで、タイガースのエースもずっと江夏のまま...だから、彼は自分の中で決して変わることのない「数式」で会話をする。切なくて、寂しくて、暖かい物語。最近読んだ中で一番面白いと感じた作品。ぜひ読んでみては。

 

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

 

 

どうだっただろうか。読書をすればきっと自分の世界が広がる。1冊だけでも手に入れて、読んでもらえると嬉しい。